「もし?だったら」の「if」を紹介します。
Movable Typeのテンプレートを意図した表示を行うために、必要な条件文になります。「ブログ」や「サイト」構築に殆ど使用することになります。
CやPerlの言語なら以下になります。
if(条件式)
{
条件一致(真)の処理;
}
Movable Typeの場合は以下になります。
<MTIf name="変数名" 条件式>
条件一致(真)の処理
</MTIf>
まずは、値と値を代入するための変数名をセットします。
以下のMovable Typeタグを使用します。
<MTSetVarBlock name="変数名">値</MTSetVarBlock>
今回は、現在の記事のタイトルを値にセットし、変数「entry_title」に代入します。
記事のタイトルは、Movable Typeタグの「<$MTEntryTitle$>」で呼び出すことが出来ます。
変数名と値のセットは以下になります。
<MTSetVarBlock name="entry_title"><$MTEntryTitle$></MTSetVarBlock>
条件を行います。
今回の記事のタイトルは、「Movable Typeの条件文(if)」になるので、このタイトル比較対象にし一致(真)した場合の処理を行います。
比較するための演算子(比較演算子)を使う必要があります。これは他の言語でも同じです。
今回は、一致(真)の場合なので、eq=""を使います。
以下のようになります。
<MTSetVarBlock name="entry_title"><$MTEntryTitle$></MTSetVarBlock>
<MTIf name="entry_title" eq="Movable Typeの条件文(if)">
記事のタイトルが一致しました。
</MTIf>
実際の処理の結果
記事のタイトルが一致しました。
もちろん条件式に一致しなかった場合の、elseも使用することが出来ます。
<MTElse>?</MTElse>内に偽の処理を指定します。
今回は、現在の記事のタイトルと違う記事のタイトルを比較し、一致(偽)しなかった場合の処理を行います。
違う記事のタイトルは、「Movable Typeのメリット」とします。
以下のようになります。
<MTSetVarBlock name="entry_title"><$MTEntryTitle$></MTSetVarBlock>
<MTIf name="entry_title" eq="Movable Typeのメリット">
記事のタイトルが一致しました。
<MTElse>
記事のタイトルが一致しませんでした。
</MTElse>
</MTIf>
実際の処理の結果
記事のタイトルが一致しませんでした。
<MTElseIf 条件式>を使用することで、さらに条件を繋げていくことも出来ます。
また、<MTIf>とは逆の条件文、<MTUnless>もあります。
比較演算子も他言語と同様あります。
- like="" : 一部でも含まれれば真
- eq="" : 一致すれば真
- ne="" : 一致しなければ真
- lt="" : 大きければ真
- gt="" : 小さければ真
- le="" : 以上であれば真
- ge="" : 以下であれば真